本体サイズ:縦約35.3cm×横約24.5cm×奥行約18cm 　あらゆる作品を知っているリヤドロコレクターの方でも、この作品「中世の求愛」を知っている方は非常に少ないと思います。市場に出ることがほぼ無い、まさに一期一会のレアな美術品です。今回を逃したら最後、と思っていただいて結構です。 　それもそのはず、この作品の製作年(1985年)時にはリヤドロ自体、日本で販売されていなかったからです。リヤドロの日本法人設立は1986年1月です。 　1985年時点、ブランドのポーセリンコレクター数は全世界で約10万人。まだ認知度は低く、販売数も今のように多くありませんでした。海外で、その時代に購入されたものしか存在しない、コレクター垂涎の貴重な作品です。 　私がこの作品を所有して一番と思うのは、衣類の模様の細かさです。100万円以上の近年の作品でも、ここまで細かく手書きで着色されたものは少なくなりました。シンプルな単色のドレスの下の縁に花模様が描かれている程度です。この作品は、いわば採算度外視で、その時代において最高の技術と時間を注ぎ込んだものです。アンティーク作品だからこそ手にできる芸術です。古代遺跡の前での求愛という場面は、いろいろなストーリーを思い描くのに事欠きません。 　惚れ込んでいるコレクションの一つなのですが、泣く泣く家財整理のため、今回、この作品のレアさをご理解いただけるリヤドロコレクターの方にお譲りすることにしました。転売目的の方ではなく、本当にリヤドロの芸術性がわかる方にお譲りしたいと思っています。 　さて、このお品の状態です。1箇所だけ、下向きの目立たない花ビラの一部にカケがあります(9枚目黄色○内)。小さな花で下向きなので、よく探さないとわからないほどです。クリーニング済みですので、そのまま飾っていただけます。その他にはワレもカケもない、アンティークとしては極上の状態です。木製台座は写真の通りスレ傷があります。 　もちろん新品のお品ですので、程度の許容範囲は人それぞれかと思います。写真をたくさん掲載しますので、ご納得いただいた方のみご購入ください。返品はお受けできません。破損が生じない様に厳重梱包させていただきます。 素材···陶器・磁器