ローライ35 最初期型です。生産6500番代の最初期型の中でもセカンドロットと呼ばれるものです。 最初期型の違いは底蓋の刻印がMADE IN GERMANY BY ROLLEIとなった事、レンズとファインダーのバルサム剥がれが起きにくいように改良されてる点など。 フロントのRollei 35 の文字の線が細く間隔が少し広い点などはファーストロットと同様です。 その他最初期型の特長としては、巻き取りスプールが金属である事、圧板押さえバネの形状、内部塗装が結晶塗装でなくエナメル状塗装、フィルム感度セットダイヤルに二つの突起がない点があげられます。 本機は上カバー右端にわずかなアタリや使用上のスレがあるものの、比較的きれいな状態だと思います。無傷ではありませんが、内部まで含めてたいへん良い状態です。 数年前に点検整備を済ませたものを購入したので各部の作動も問題なく、シャッターも問題ありません。各ダイヤルも問題なく動作します。 レンズはどうしてもチリやホコリがありますが、 撮影に影響のあるようなカビ、クモリはありません。 特にファインダーは鮮明で、ブライトフレームもクッキリして欠けなどもありません。 絞りも正常に作動し、刃油もありません。 鏡胴部分もキズ少なくきれいです。 目盛り、文字は鮮明で良い状態を保っています。 ローライ35によくある底部の腐食もありません。 露出計も作動しています。（関東カメラサービス のMR-9変換アダプターもお付けします) 巻き上げレバーの作動はたいへん滑らかで初期型独特の感触を味わえます。 最初期型をお探しの方いかがでしょうか？それ以降のシンガポール製と使い比べてみるのも楽しいと思います。 気になる箇所は巻き上げレバー受けのプラパーツが欠けているくらいです。通常使う分には問題ない箇所ですが、必要であればゴムシール等で補強可能かと思います。 製造後50年以上を経たクラシックカメラですので、その点はご理解をお願いいたします。実用美品と思って頂けますと幸いです。 よろしくお願いします。