Ibanez AR300 CS 1983年　日本製フジゲン製造 Ibanezのレスポールです。 ARシリーズは元々海外向けに作られたモデルです。TOTOのスティーブルカサーやゲイリームーア、その他諸々のギタリストが使用してたみたいです。 特に不具合ありません。 フレット残は8、9割です。 ロッドは見た感じほぼ残っていると思います。 ポッド類は恐らく国産品だと思いますがCTS相当のしっかりした物が付いてます。 全般的に清掃を行い、ガリも有りません。 ゴールドパーツは余り磨き過ぎるとメッキが剥がれるので程々のレベルで磨いてます。 バインディングに若干クラック有りますが、クリアを塗って対処しました。 サウンド傾向としては、やはりオフコースのような音は作れます。 突き抜けるようなサスティーンの効いたサウンドです。（やっさんのはAR500） ３バンドEQは付いていませんが、こちらのコントロール構成の方がライブでは使い勝手いいと思います。基本EQはペダルで調整する時代なので。歪ませ方次第ではロックンロールのドストライクの音も出ます。結構ローが出るので、泥臭い楽曲でもこなします。 あと、ネックが薄い割にはサスティーンが結構効いていて気持ちの良い鳴りです。 弾いた感じもギブソンレスポールの様な分厚いネックでは無いですが、これはこれで弾きやすいです。 重量は4.8kgです。 ヘッド部分はハカランダが貼り付けてあるらしいです。 ネックはメイプルの3プライ、ボディはフレイムメイプル2Pトップにマホガニーです。 指板はエボニー、ポジションマークのインレイはアバロンです。 ピックアップは純正のS58です。 ３モードの切替スイッチがあって、パラレル、シリーズ、シングルに切り替わります。 個人的にはシングルモードが好きです。 ネック側PUはかなり甘いトーンが出ます。ギターソロで多用できると思います。 年式の割には状態は良いと思います。 知り合いのAR300所有者から聞いた話ですが、40年前に購入した時よりも今現在の方が良い音がするようになったとのことで、最近はギブソンレスポールよりもこちらのAR300を使っているとのことでした。 40年間木材が熟成されて鳴りが良くなっているのではと考察しています。 現在もたまにAR300のイリシュー版が30万円で販売されています。